「コロナ感染を理由に入院・外来で断らず対応」の真意 - 松本晴樹・新潟県福祉保健部長に聞く

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が5月8日から感染症法上の5類に移行するのに伴い、各地域で準備が進む。新潟県では2月17日の新潟県新型コロナウイルス感染症対策本部で、「全ての医療機関において、コロナ感染（疑い含む）を理由に入院や外来受診を断ることなく対応」する体制構築を目指す方針を打ち出し、注目を集めた。新潟県福祉保健部長の松本晴樹氏は、「全ての医療機関でコロナ診療をしましょうといった話ではない」と説明。例えば、骨折を主訴に受診して発熱があるなど「くっつきコロナ患者」でも、コロナ対応医療機関に転送することなく、受け入れる体制づくりを目指す。 松本氏は、5類移行前の今なら各種支援が受けられるとし、これまでコロナ受け入れをしてこなかった医療機関でも準備を進める必要性を指摘する（2023年2月28日にオンラインでインタビュー）。...