被害総額1億5000万円、近大元主任教授の経費詐取
レポート 2023年3月16日 (木) 水谷悠（m3.com編集部）
近畿大学医学部法医学教室の主任教授だった男性（懲戒解雇）が経費を不正取得したり司法解剖の検査料を大阪府警に過大請求したりしていた問題で、同大は3月15日、調査委員会の最終報告を公表した。被害総額は1億4945万5175円に上り、近大は「二度と同じことを繰り返さず、南大阪エリアの中核病院として大学病院の使命を果たし、地域医療・教育に広く貢献し、信頼回復に努めてまいります」とのコメントを公表した。不正が発覚した2021年2月から、南大阪地域19警察署からの司法解剖の受託を中断しているが、6月をめどに再開する予定（資料は近大のホームページ）。...