電カルにウイルス対策未設定「脆弱性放置の悪しき慣行」
レポート
2023年3月30日 (木)
小川洋輔(m3.com編集部)
サイバー攻撃によるシステム障害で診療機能が一時停止した大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)が3月28日、外部委員による調査報告書を公表し、電子カルテのシステムサーバーにウイルス対策が設定されていないなど内部のセキュリティが脆弱だったことを明らかにした。院内のパソコン約2200台に不正アクセスの痕跡があり、診療制限による減収は十数億円以上を見込むなど被害は甚大だった。同センターは「全国の医療機関でセキュリティ対策強化に役立ててほしい」と呼びかけている。...
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