「インフレと社会保障費付け替え議論、ダブルで危機感」日病協議長

日本病院団体協議会は6月7日に記者会見し、「良質な医療・介護を守るために必要な財源確保に係る緊急声明」を発表した。少子化対策の財源を社会保障費から捻出するとの議論が行われていることに懸念を示す内容で、議長で地域医療機能推進機構理事長の山本修一氏は「少子化対策の財源問題で社会保障費を付け替える議論がされていると承っている。強い危機感を覚えている」、副議長で地域包括ケア病棟協会会長の仲井培雄氏は「未来を考えるのは大事だが、今のことを考えると医療・介護の財源から持っていくのはそぐわないのではないか」とそれぞれ訴えた。...