県立病院研修医も「医局体験しておきたい」たすき掛けを可能に◆Vol.3

富山県の医療の中核を担う県立中央病院。その研修医採用は県内の医師確保にも大きな影響を及ぼす。ドクターヘリや標高約2450メートルの立山診療所での実習といった富山ならではの特色ある研修を充実させるほか、コロナ禍で中断していた米ピッツバーグ大学への派遣研修も再開した。「専攻医として入局する前に医局を体験しておきたい」との研修医の声に応え、2023年度入職の研修医からは富山大や金沢大での2カ月間の「たすき掛け研修」を可能とした。こうした取り組みが評価され、2023年3月には、卒後臨床研修評価機構（JCEP）によるエクセレント賞を獲得した。...