洋上で手術やレントゲンを可能に、災害医療支援船お披露目

国内外で被災地支援に当たっている国際協力NGO「ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）」が長年の悲願としていた災害医療支援船「Power of Change」が7月2日、母港となる愛媛県今治市でお披露目された。艦上にヘリパッドがあるため、陸路でたどり着けない被災地でも医療者や患者を運ぶことができる。今後、内部を整備し、レントゲン検査や局所麻酔による小規模の外科手術をできるようにして、100人程度の初期治療に対応する野外病院（フィールド・ホスピタル）の機能も備える。PWJによると、民間団体が災害に備えた医療支援船を運用するのは日本で初めて。...