「肝炎の未治療死、少しでも減らしたい」NGOが海外でモデル作り
レポート
2023年7月21日 (金)
千葉雄登(m3.com編集部)
認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は7月21日、厚生労働省で会見を開き、いまだ肝炎の慢性感染者が多い西アフリカのブルキナファソにおいて、ウイルス性肝炎排除に向けた新規事業を始めることを発表した。PWJはまずはB型肝炎に焦点を当て、肝臓線維化の進行度合いを測定するための検査機器「フィブロスキャン」1台を寄贈するほか、医師1人が現地へ赴き、検査機器の使用方法などの指導を行う。同団体で肝炎事業を担当する医師の坂田大三氏は「この事業で取り組むのは未治療死の問題だ。治療を施すことができれば救うことができたという命を、少しでも減らしたい」と強調した。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。