コアカリ改訂に先立ち、2020年度からモデル講義 - 医学教育×働き方改革◆Vol.4

「単に長時間労働をなくす、とだけ言うのはやめよう」 ――では厚労省の「労働法教育に関する支援対策事業」の概要について、ご説明いただけますか。 細貝：事業として動き始めたのは2021年度からですが、その前年度から女性医師の働き方という入り口に着目して検討を開始しました。その検討の中で今、河野先生もおっしゃいましたが、「多様性をもって働く」必要性を知ってもらわなければいけないと考えました。女性医師という視点も踏まえつつ、女性・男性にかかわらず、どんな立場の方であっても、生き生きと働けることが大切だというメッセージを核にしようとの議論になったのです。...