「元凶は財務省、メディアに外来管理加算への誤解も」

安達秀樹･京都府医師会副会長 安達秀樹･京都府医師会副会長 中医協の委員になったことの感想は、後にまたご質問でもあればお答えをいたします。今回の改定全体に限って、今、私が感じていることを申し上げます。 当初から私は日本の医療崩壊は、非常に病院において厳しいという認識をずっと示してまいりました。今回、病院に多くの財源が充てられた。これは正しい改定の方向であったと思っております。ただ、政権公約で民主党もおっしゃったように、せめてOECD並みの対GDP比の医療費でなければ、日本の医療崩壊の解消は大変難しいことは、もう自明の理でありまして、今回の配分の中での割合は病院に多かったけれども、それで病院が安全だということは到底あり得ないと思っております。 個人診療所は実際には私しかいないので、一昨日（2月10日）、私はあのような意見を申し述べさせていただきました。それについて今回改定について、個人診療所の立場から言えば、私の意見は一昨日申し上げた通りです。大変ありがたいことに、メディアの皆さんの一部の方がその全文を再現していただいておりますので、大変感謝申し上げておりますが、どうぞそれをお目通しいた...