タスキギー梅毒事件を機にバイオエシックスの気運高まる
オピニオン
2023年9月3日 (日)
細田満和子(星槎大学教授)
映画『希望のちから』(2008年。アメリカ)を初めて観たのは、サルコーマ(肉腫)というがんの患者会の主催する啓発イベントにおいてでした。この映画は、実話を基に、HER2陽性の乳がん治療薬「トラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)」開発の舞台裏をテーマにした映画です。概要は、患者を救うために寝食を忘れ家族を顧みず新薬開発に励む医師と、心身共に苦しい状況の中でも治験に協力する乳がん患者との交流、協働によって薬が生まれてくる道のりを描いた、というものです。...
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