聖マリ東横病院が閉院へ「医師数確保が難しく、フルに患者入れられず」

10月23日の2023年度第2回川崎地域地域医療構想調整会議で、聖マリアンナ医科大学東横病院（川崎市中原区）に関して、病院長の古畑智久氏が「収支改善策を試みたが、財務的な赤字が増え続け、理想の医療を支えるのが困難な見通しとなった」として2024年3月31日に閉院する意向を示し、了承を得た。同大は東横病院の他、本院（川崎市宮前区）、横浜市西部病院（横浜市旭区）、川崎市立多摩病院（川崎市多摩区）の計4病院を運営しており、同大理事長の明石勝也氏は、「我々の力で4病院を維持するだけの医師数、スタッフの確保が困難な時代となり、手を尽くしたがどの科もフルに患者を入れられず、収支均衡が取りにくい悪循環になっていた。ご迷惑をおかけして申し訳ない」と述べた。...