「介護頑張ったね」発砲前の被告に声をかけていた鈴木医師

埼玉県ふじみ野市で訪問診療を行っていた医師の鈴木純一氏（当時44歳）が散弾銃で撃たれて死亡した事件で殺人などの罪に問われた渡辺宏被告の裁判員裁判（小池健治裁判長）の公判が11月6日、さいたま地裁で開かれ、証人尋問が行われた。事件当日、被告に弔問を求められて被告宅を訪れ、鈴木医師らが死傷する現場に居合わせた理学療法士のM氏が出廷し、被告との事件前のやり取りや当日の様子を約2時間にわたって語った。発砲の直前、鈴木医師が被告に対し、「いろいろあったけど、介護頑張ったね」など、ねぎらうような言葉をかけていたことも明らかになった。...