医師やスタッフの対応に不満募らせる過程明らかに、被告人質問
レポート
2023年11月15日 (水)
水谷悠、佐藤夕(m3.com編集部)
埼玉県ふじみ野市で訪問診療を行っていた医師の鈴木純一氏(当時44歳)が散弾銃で撃たれて死亡した事件で殺人などの罪に問われた渡辺宏被告の裁判員裁判(小池健治裁判長)の公判が11月15日、さいたま地裁で開かれ、弁護人による被告人質問が行われた。渡辺被告は「(鈴木医師が)『すぐ駆けつけるから』と言っていたのに、来てくれなかった」などと語り、不満を募らせていく過程が明らかになった。猟銃が使える状態になっていた理由については、母の死で放心状態だったと言い、「一生の趣味である猟銃の手入れをすれば少しは気持ちが休まると思った」と説明した。...
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