長期収載品使用の選定療養化、患者希望の場合など課題
レポート
2023年11月30日 (木)
佐藤夕(m3.com編集部)
厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会(部会長:田辺国昭・国立社会保障・人口問題研究所所長)は11月29日、長期収載品の使用を選定療養と位置付けることを前提とした長期収載品の保険給付の見直し案を議論した。選定療養とすること自体に反対意見は出なかったが、銘柄名処方の場合であって、患者希望により先発医薬品を処方・調剤した場合をどう考えるか、供給が不安定な後発医薬品をどう扱うかなど、委員から複数の懸念が挙がった。年内に結論を得ることを目指し、同部会で議論を続ける(資料は、厚労省のホームページ)。...
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