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地震から1カ月超、医療・保健支援も長期化

スペシャル企画 2024年2月10日 (土)  m3.com編集部

能登半島地震、まだまだ支援は必要?  発生から1カ月以上が経ちますが、石川県内では多くの医療・保健関係者が支援に当たっています。DMATの派遣はのべ1000チームを超え、過去最大規模になっています。今回の被災地はアクセスが悪く、上下水道などのインフラの復旧に時間を要しています。そのため、支援に入る医療者の宿泊場所の確保や患者の転送などに時間がかかっていました。  高齢化率が非常に高い地域で、多くの高齢者施設が被災したことで、介護の支援ニーズも高まっています。2月5日の保健医療福祉調整会議では、高齢者施設などで床ずれがひどくなっている入所者がいることが報告されました。  馳浩知事は「被災地の公立病院は、医療スタッフの方々も被災者であり、看護師や検査技師等のマンパワーが不足している。地域医療の拠点としての機能を維持していくため、今後、半年程度、必要となる人的・物的支援、施設改修などを報告するよう求めた」と述べ、現地のニーズを踏まえ、支援を続ける意向を示しています。...