最低でも他の医師の意見などを、京都地裁
レポート
2024年3月6日 (水)
小川洋輔(m3.com編集部)
京都地裁は3月5日、ALS患者から嘱託を受け殺害に及んだ医師に有罪判決を下した。判決は「生命軽視の姿勢が顕著」などと被告の医師を強く非難する一方、難病患者に対する嘱託殺人に関しては「一面では弁護人の指摘にも頷けるところがある」とやや踏み込んだ表現で、「嘱託殺人罪に問うことが相当ではないと評価される事案」の考え方を示した。回復が見込めず身体を自由に動かすことも叶わぬ患者が強く死を望んだ場合、医師はどうするべきなのか――。今回の判決はいわゆる「安楽死」を巡る議論にも一石を投じそうだ。...
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