働き方改革、若手勤務医70.5％「環境改善につながらない」◆Vol.1

医師の働き方改革が4月から本格的に始まった。時間外労働の短縮やタスクシフトの促進が期待される一方、実態とは異なる「宿日直扱い」や地域の医療機関での医師不足などの課題も指摘される。m3.com編集部は4月16～17日に勤務医1000人に対する緊急調査を実施。働き方改革が労働環境の改善につながると思うかを尋ねたところ、62.4％が「思わない」と答え、否定的な考えを示した。20～30歳代に限ると70.5％に上った。「サービス残業が増える」「忙しい病院でも宿日直許可が出ている」といった指摘や、「大学病院の給料が安すぎる」「無駄な救急要請を止めて」などと抜本的な問題解決を求める声が相次いだ。...