開業医75.4%・勤務医62.0%、マイナ保険証活用でも「救急搬送円滑化せず」
レポート
2024年5月28日 (火)
種市房子(ライター)
総務省消防庁は、救急隊が搬送患者のマイナ保険証情報を活用して、搬送先の選定を円滑化する実証事業を全国67の消防本部で実施する。受診履歴、薬剤服用履歴といったマイナ保険証関連情報のオンライン確認は医師や薬剤師のみに認められているが、救急隊員でも可能とすることで、応急処置や搬送先選定が円滑化する狙いがある。この取り組みについてm3.com会員に尋ねたところ、「賛成」と回答した割合が、開業医で45.3%、勤務医で59.4%、薬剤師で75.0%に達した。ただ、開業医の75.4%、勤務医の62.0%が、救急搬送の円滑化には懐疑的だった。「マイナ保険証を常時携帯しているとは限らない」(勤務医)といった、制度運用への疑問も多く寄せられた。...
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