そもそも広域抗菌薬とはいったい何か？

これまで見てきた通り、抗菌薬スチュワードシップは、抗菌薬の適正使用を推進することを目的とした組織的介入を指します。特に、抗菌薬の使用許可制・届出制や薬剤感受性報告の最適化については、広域抗菌薬をなるべく温存することを意識した介入となっております。ただ、「広域抗菌薬とはいったい何だろう？」「広域か狭域かを分ける基準はあるのだろうか？」と疑問に思われた読者の方も、もしかしたらいらっしゃるのではと思います。...