地域における集まる場所づくりで「孤独死・孤立死」を防ぐ
オピニオン
2024年10月6日 (日)
細田満和子(星槎大学教授)
警視庁の2024年8月の発表によると、同年1~6月に自宅で死亡した一人暮らしの人は、全国で3万7227人、そのうち65歳以上が2万8330人と76.1%を占めていたとのこと。同時期に警察が取り扱ったご遺体が10万2965体なので、全体の4分の1以上が独居の高齢者の「孤独死・孤立死」という実態が明らかになりました。 本連載の14回目でご紹介した、神奈川県大磯町の東光院のお坊さんが、地域での孤独・孤立を防ぐ活動をしたり、フリースペースを作ったりしたきっかけも、お寺のすぐそばで孤独死された方がいらして、その状況を生まないために何かできることはないかという思いが出発点でした。...
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