33歳、腎臓内科医としての姿勢変える出来事が

腎臓内科医師としての人生を振り返ると、私にとっての最大のターニングポイントは、卒後8年目（33歳）の時に訪れました。この時期は、腎臓内科の専門医としてのキャリアを進める中で、透析患者の管理や腎不全の治療方針について学び、実際に多くの患者を診る機会が増えた時期でした。腎臓内科は、慢性腎不全や透析といった長期的な治療が必要な疾患を扱うことが多く、患者との関係も長く深いものになります。そんな中でのある患者との出会いが、私の腎臓内科医師としての姿勢を大きく変える出来事となりました。...