「危機的な財務状況」NHO新ビジョンで再編・統合にも言及
レポート
2024年12月27日 (金)
小川洋輔(m3.com編集部)
国立病院機構(NHO)は12月20日、病院経営が厳しくなる中で今後のあり方を示すビジョンを策定し、公表した。2020年度以降の医業収支は140病院全体で300億円を超える赤字が続いており、「数年後には法人資金が枯渇するような危機的な財務状況」だとして、ダウンサイジングや機能転換のほか、廃止を含む再編・統合の可能性にも言及し、「地域の状況を踏まえた幅広い選択肢について柔軟に検討する」などの改革に取り組むことを明記した。NHOが大きな役割を果たしてきた精神医療については、地域移行に向けた機能を強化し、ほかの病院との役割分担を検討する(資料はNHOのホームページ)。...
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