専門家任せでなく「当事者」巻き込み議論を、危機管理医学会
レポート
2025年2月21日 (金)
橋本佳子(m3.com編集長)
福岡市で開かれた日本危機管理医学会の第1回学術総会で2月16日、「我々ホモサピエンスはなぜ科学の成果を社会実相し得ないのか」をテーマにセッションが企画され、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応から得られる教訓を巡り、活発な議論が展開された。多岐にわたる意見が出た中、共通していたのは、いわゆる専門家だけで決めるのではなく、「一番の当事者」に説明し、意見を聞くことの大切さだ。専門家同士、専門家と行政などの間で、科学的知見が明確な場合に限らず、未知の場合でも相互に意見交換する重要性もクローズアップされた。...
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