国立大病院で最大赤字、病床稼働率85%も経費増 - 藤井靖久・東京科学大学病院長に聞く◆Vol.1
インタビュー
2025年6月2日 (月)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
病院経営が厳しさを増しており、中でも物価上昇が直撃する高度急性期・急性期医療を担う病院は経営の痛みを一層感じている。国立大学病院長会議が5月9日に公表した2024年度収支決算の速報値では、42ある国立大学病院のうち25病院が現金収支で赤字を計上、合計213億円ものマイナスを記録した。
公的支援への期待はあるものの、その見通しは不透明な中、各大学とも増収策を打ち出す一方、コスト削減を図り、経営改善に尽力している。東京科学大学病院長の藤井靖久氏に経営改善の工夫・苦労をお聞きした。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。