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外来・手術機能を全面刷新、総事業費は710億円 - 大阪大学医学部附属病院◆Vol.1

レポート 2025年7月3日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

 大阪大学医学部附属病院は5月7日、新たな診療棟として「統合診療棟」をオープンした。1993年の大阪・中之島から吹田への移転から30年以上が経ち、医療の高度化や施設設備の老朽化・狭隘化に対応するための再開発事業の第一弾だ。同事業のコンセプトは「Futurability~待ち遠しくなる未来へ。」。  「統合診療棟」は地上8階、地下2階、延べ床面積は6万8418平方メートル。建築費や設備などの諸費用を合わせて、総事業費は約710億円。外来機能や手術・検査などの中央診療機能は旧棟から移転、手術室は計25室に拡張し、年間1万2000件から2000件の大幅増を目指す。アイセンターや総合周産期母子医療センターを揃え、大学病院としての高度医療を担う体制を一層充実させた。未来医療開発部やバイオリソースセンターなど、先端医療の研究・開発部門も拡充を図った。...