原爆の健康影響80年後もなお続く、朝長長崎大名誉教授
レポート
2025年8月9日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
長崎大学名誉教授の朝長万左男氏は、7月の長崎大学原爆復興80周年記念講演会で、長崎医科大学(現長崎大学医学部)の壊滅的被害からの復興や放射線の健康影響について総括した。原爆直後の焼死に始まり、時間の経過とともに白血病や固形がんを発症、数十年経過後にはMDS(骨髄異形成症候群)や多重がんも見られるようになる――。「被爆者は放射線の健康影響から逃れることができない」と、健康影響が一生涯に及ぶ厳しさを強調した。...
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