「骨太」実現が参院選で厳しい状況、松本日医会長が日病学会で講演

　日本医師会会長の松本吉郎氏は、7月24日に長崎市で開かれた第75回日本病院学会で講演し、「骨太の方針2025」は、一定の評価できる内容になったものの、7月の参院選で与党が過半数割れになったことから「今回の選挙で、非常に厳しい状況になっていることには間違いない」と危機感を示した。 　「骨太の方針2025」には、日医をはじめとする医療関係団体の訴えにより、「高齢化の伸びの範囲内に抑制する」という社会保障予算の目安対応の見直しなどが実現した。しかし、松本会長は、「まだ文書に書かれただけ」と気を引き締め、政局が混迷化する中で「骨太の方針2025」の実現に向けて医療関係者が一致団結して国や国民に主張していく必要性を訴えた。...