2026年度改定に向け入院・外来分科会「とりまとめ」

中医協の入院・外来医療等の調査・評価分科会（分科会長：尾形裕也・九州大学名誉教授）は9月25日、2026年度診療報酬改定に向けた「とりまとめ」を行った。救急搬送件数が増えるほど医業費用が増加し、医業利益や経常利益が悪化することから、抜本的な見直しを求めた。生活習慣病管理料については「6カ月間検査が実施されていない患者が一定数おり、適切な医学管理が行われているか疑問がある」との意見を記載した。人件費の高騰により医療界でも採用難が深刻化している現状を踏まえ、人材確保につながる賃上げを可能にする報酬制度とすべきだとの意見も盛り込んだ。...