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2024年度薬価制度改革後、ドラッグ・ラグ改善・解消進むが懸念も

レポート 2025年12月10日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本製薬工業協会(製薬協)は12月10日の中医協の薬価専門部会(部会長:城山英明・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、2024年度薬価制度改革以降、国内の開発・申請予定時期の前倒し(ドラッグ・ラグの改善・解消)など、ポジティブな影響が生じていることを紹介した。製薬協等が実施した調査では、この1年間でPMDAに相談したり、治験着手に至ったのは計51製品に上る。同制度改革で、迅速導入加算や新薬創出等加算の品目要件追加(小児用医薬品)などが後押しした。制度の予見性や一貫性が担保されれば、今の動きは今後も継続すると見通した。...