「死因は確定できず」、弁護側が最終弁論で医師2人の無罪主張
レポート
2025年12月20日 (土)
橋本佳子(m3.com編集長)
2歳10カ月の男児が頸部リンパ管腫へのピシバニールを用いた硬化療法後に死亡した、「東京女子医大事件」の第36回公判が12月19日、東京地裁(細谷泰暢裁判長)で開かれ、弁護側は最終弁論で改めて業務上過失致死罪で起訴された医師2人に過失はなく、無罪を主張した。男児はプロポフォールの長時間・高用量により死亡したとする検察の主張に対し、弁護側はそれを否定、「医学的に死因が一つに確定されているとは到底言えない状況」と指摘した。従って過失を問う前提を欠くと主張した。...
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