盤石な経営基盤が支え、災害・地域医療からDXまで - 星長清隆・藤田学園理事長に聞く◆Vol.4
スペシャル企画
2026年9月22日 (火)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
2015年に「10年ビジョン」、5 年で達成
――先生が学長を経て理事長に就任されたのは2018年です。既に2040年に向けて日本の人口が減り、患者も、医療従事者の減少も予想される中、どんな将来像を描いていたのでしょうか。
まず私が学長だった2015年に「10年ビジョン」を策定した。ところが10年も経たず、5年で達成した。そのビジョンの一つが、「患者中心主義の先進的な医療で地域をリードする」。例えば、既に2013年に地域包括ケア中核センターを立ち上げていたが、これは大学病院を持つ学校法人として全国で初めて介護保険事業の認可を受けて開設したものだ。当初、行政からは「大学がやるべき事業ではない」と反対されたが、文部科学省へ出向き、「高齢社会において、高齢者をケアする仕事を教えることこそ大学の役割ではないか」と直談判した。この構想を厚生労働省にも伝えたところ、補助金付きの全国公募事業として発展した。...
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