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「医師、薬剤師の『横並び』の立場必要」との意見も

レポート 2015年8月8日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

地域の健康情報拠点として薬局・薬剤師を活用するための方策を話し合う厚生労働省「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」(座長:西島正弘・昭和薬科大学学長)の第4回会合が8月7日に開催され、かかりつけ薬局機能について、議論が行われた(資料は、厚労省のホームページ)。前回から、仮称に「健康づくり支援薬局」が使われている。 多職種連携が議論の一つになり、日本薬剤師会副会長の森昌平氏は「どう評価するかは難しいが、地域の薬剤師会に入っていればできる。そのための職能団体」と述べた。欠席したNPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長の山口育子氏は書面で、「薬局とかかりつけ医が横並びの立場で(薬剤師が医師への遠慮を露骨に見せることのない)意見交換している関係づくりがないと、本当の意味で連携しているとは言えない」と指摘した。 「24時間対応」の対応とは これまでの議論で、健康づくり支援薬局(仮称)の考え方は「かかりつけ薬局の機能+積極的な健康サポート機能」と整理されている。制度化に当たり、どのような要件を課すべきかについて議論が入っており、この日は「かかりつけ薬局の機能」がテーマだった。...