1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「薬剤師の携帯番号、公開すべきか」

「薬剤師の携帯番号、公開すべきか」

レポート 2015年8月27日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

地域の健康情報拠点として薬局・薬剤師を活用するための方策を話し合う厚生労働省「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」(座長:西島正弘・昭和薬科大学学長)の第5回会議が8月26日に開催され、健康づくり支援薬局(仮称)の具体的な要件や公表方法について議論が始まった(資料は、厚労省のホームページ)。当初は5回程度の開催で今夏中に方向性をまとめる方針だったが、「24時間対応では、薬剤師の携帯番号を公開すべきか」など、細部に渡って議論が紛糾しており、予定より遅れている。次回は9月7日に開催予定。 第3回会議から仮称に「健康づくり支援薬局」が使われている。この日の議論でも、厚労省が「地域包括健康づくり支援薬局」「地域健康づくり連携薬局」などを挙げたが、構成員の多くは「健康づくり支援薬局で良い」とコメントした。 厚労省医薬食品局総務課が提示した要件を考えるための項目は以下の通り。 1.かかりつけ薬剤師・薬局としての基本的機能 (1)服薬情報を一元的管理する機能 (2)24時間対応、在宅対応を行える機能 (3)かかりつけ医をはじめとした医療機関との連携機能 2.積極的な健康サポート機能 (1...