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「Kitajima Prize」、国際消化器外科学会に創設◆Vol.25

スペシャル企画 2015年9月25日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

――2013年にヘルシンキで万国外科学会学術集会が開かれ、その時に国際消化器外科学会の中に「Kitajima Prize」が創設された。 「Kitajima Prize」は学会側から働きかけがあったもので、これまでの私の貢献を評価してくださったと受け止めています。対象者は、40歳以下の若手の研究者。国際消化器外科学会の会長と、次期会長、そして私の3人で、学会の発表を聞いて、その場で選びます。シカゴ大学の若手外科医Dr.Marco Ettore Allaixが、第1号の授与者です。 慶應の教授時代から、リサーチも、またクリニカルの面でも外科医のレベルをいかにして上げるかが課題でした。万国外科学会の会長時代は、発展途上国の外科医のレベルを上げるため、スイスの本部にあるトレーニングセンターでの研修の機会を与えたり、教科書をアフリカなどへ送ることなどもしていました。 ――北島氏は現在、NPO法人「日本から外科医がいなくなることを憂い行動する会」(理事長:松本晃・カルビー株式会社 代表取締役会長兼CEO)の副理事長を務める。慶應の外科入局者は昨今、どのようなに推移しているのだろうか。 私が199...