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2017年度の開始、「遅らせる判断」も必要 - 末永裕之・日病副会長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2016年1月13日 (水)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――2015年12月には、日病として日本専門医機構に対し、要望を出されたとお聞きしています。 研修プログラム作成に向けて、既に動き始めている難しさもありますが、12月9日に、今度は日病として、「日本専門医機構のあり方について(要望)」を、同機構に出しています(表)。 「日本専門医機構のあり方について(要望)」(2015年12月9日、日病による) 1. プログラムの多様性と豊富化と選択制での一層の指導力を発揮されること。 2. プログラム決定等の調整における承認力を発揮されること。 3. 国民・患者、行政、医療関係者、専攻医等の関係者への速やかな情報開示等の責任性を発揮されること。 4. 専攻医の身分、待遇規定での指導力・調整力を発揮されること。 5. 新制度開始時期について統率力・決断力を発揮されること。 6. 相談窓口を設置し指導力を発揮されること。 7. 組織強化のための判断力を発揮されること。 より良い専門医制度の構築には、専攻医が多様な研修プログラムを比較検討し、自由に選択できる状況が望ましいと思います。そこで例えば、「1.」では、「プログラムは多様性を確保し、多くの病院が基幹...