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東北大医師2人が語る「TCF」参加のわけ【宮城編◆Vol.6】

スペシャル企画 2016年3月5日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

東北大学の東北メディカル・メガバンク機構が、被災地の医療支援で取り組む「循環型医師支援システム」(『東北大「循環型医師支援システム」、延べ78人参加【宮城編◆Vol.5】』を参照)。卒後10年目の三島英換氏(東北大学病院腎・高血圧・内分泌科)と、卒後13年目の木村智哉氏(東北大学病院消化器内科)に、同システムに参加した経験談を聞いた。 ◆「臨床と研究の幅、広がるメリット」 三島英換氏(東北大学病院腎・高血圧・内分泌科、東北メディカル・メガバンク機構助教) 三島英換氏 三島氏は、2006年3月東北大学卒業、初期研修などを経て、同大で学位を取得。腎臓と高血圧、内分泌の専門医を持つ。 「循環型医師支援システム」に初めて参加したのは、2013年。6月から9月の4カ月間、公立志津川病院(現南三陸病院)に勤務した。2014年と2015年も同時期に、同病院に赴いた。 きっかけは、教授の指示だった。「学位を取得して、今後のキャリアを考えていた時期だった。学位取得後は、“お礼奉公”的に、関連病院で臨床に従事するケースが多いが、研究が面白くなってきて、もう少し研究したいという思いがあった」と三島氏。いった...