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過剰な延命介入、保険から外すべき◆Vol.11

スペシャル企画 2016年4月2日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

◆高齢者医療、延命医療:制限が必要 【30代】 ・老い先短い老人と、これからの未来を担う子供と、どちらに限られた資金を投入しなければならないかは誰が考えても明らかである。しかしながら、高齢者の票を失うことが怖い政治家に大胆な改革ができるとは思えず、特に余剰資金を持つ老人たちに、ぜひ未来への投資(=子供のために何ができるかを考えること)をお願いしたい(30代、500床以上) 【40代】 ・透析医療をしています。寝たきり、認知症の方の透析導入も増えています。個人的には85歳以上の方、上記の方には透析導入を勧めていません。ご家族とよく話し合いの上、自宅で天寿を全うし、感謝されたこともあります(40代、200床未満) ・後期高齢者に対する抗がん治療(化学療法、手術、内視鏡治療含む、緩和的処置を除く)および救命・延命治療(気管内挿管、人工呼吸管理、透析、体外循環など)を保険給付外とする(40代、200床~500床未満) ・延命治療についての自己負担が上がる仕組みを検討すべき(40代、200床未満) ・高齢者の医療給付の制限については、社会活動性の高い患者の急性期疾患については、通常の給付を行うよ...