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「自見はなこ」は自分の名前にあらず - 自見はなこ・日医連推薦候補者に聞く◆Vol.5

インタビュー 2016年6月4日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――では、実際に当選されたら、「まずやりたいこと」を三つ挙げるとしたら、何でしょうか。ある意味、短期的に解決すべき課題とも言えます。 喫緊の課題として、私の目の前にあるのは、「成育基本法」の制定です。これは「子ども」という存在を、世の中の真ん中に置いてほしいという、小児科医たちの20年来の叫びなのです。未来の担い手である子どもたちとその保護者を総合的に支援するための法律で、とても価値があると思っているので、尽力していきたい。二つ目は、「成育基本法」と関連する問題ですが、人口減少問題への対応です。 三つ目は、「医療全体を見据えた利害調整をしたい」ということ。非常にvague(曖昧)な表現ですが、医療全体を見据えた調整の最大限の下働きをしたい。私は、医師というのは、先ほども言いましたが、「アカデミック」と「ファンクション」が融合した「アート」のような存在だと思っています。大学病院にいても、地域の病院にいても、診療所にいても、形は少しずつ違うのかもしれませんが、「アート」の部分は変わりません。各先生方は、それぞれの価値観、理由を持って仕事をされていますが、意外と分かり合えるものだと思っていま...