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2017年度の専門医養成の方針、8月上旬までに集約

レポート 2016年7月25日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は7月25日の社員総会で、2017年度からの新専門医制度の実施を全19の基本診療領域で見送り、各学会独自の運営を委ね、2018年度を目途に一斉にスタートするという、7月20日の理事会決定を了承した(『新専門医制度、全19領域とも「1年延期」へ』を参照)。 日本専門医機構理事長の吉村博邦氏 同機構は三つのステップに分けて、今後の対応を進める。 第一は、2017年度の各基本診療領域の専門医養成の方針だ。同機構は、7月末か8月上旬を目途に、現行の方法で専門医養成を行うか、新専門医制度用に用意していた専門研修プログラムを用いるかなど、各基本診療領域の学会の対応を取りまとめ、地域医療への影響の有無などを確認する。総合診療専門医については、「機構で正式に養成することはしないが、暫定的な措置を講じる方向で、関係者と協議しながら、専攻医たちが不安にならないよう、理事会で早急に検討する」(理事長の吉村博邦氏)。 2017年度の方針が決定すれば、8月末か9月上旬を目途に、厚生労働省、医療関係団体のほか、各都道府県などに対し、説明する予定。2017年度は学会認定の専門医として養成がスタートする...