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「医師偏在や専門医制対策、日医の組織強化が不可欠」

レポート 2017年3月28日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会の横倉義武会長は、3月26日の第139回日医臨時代議員会で、「医師の偏在対策や、新たな専門医の仕組みなどの問題解決の基盤として、医師会の組織をさらに強化していくことが不可欠」と述べ、医師会は「3層構造」であることから、群市区医師会の会員は、都道府県医師会会員に、さらに日医会員になるよう、今後も組織強化に取り組んでいく方針を表明した。 また一般社団法人日本医学会連合の事務所が今春、日医会館から離れることについては、「連合という別法人が動いたということ。日本医学会はあくまで、日医内にとどまるという整理をしている」と説明、医学会と日医は従来通り協力して活動していくとした。 横倉義武会長は、代議員会での挨拶のほか新専門医制度などについても答弁(『「かかりつけ医の普及と定着、日医の最大課題」、横倉会長』、『「医師需給分科会、早急に再開を」、横倉会長』を参照)。 日医会員は、2016年12月1日現在で、16万8533人。横倉会長が2012年に就任した当初、日医会員数は減少傾向だったが、「医師会組織強化検討委員会」を中心に取り組んできたとし、組織強化の必要性が広く認識され、さまざまな取り組...