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本庶氏、「法的根拠ある全員加盟の医師団体を」

レポート 2017年4月13日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

京都大名誉教授の本庶佑氏は4月12日、日本医師会の定例記者会見で、委員長を務めた日本医師会「医師の団体の在り方検討委員会」報告を説明、医師の偏在解消などを実現するため、 「行政からも独立した、医師全員が加盟する団体が必要である」と提言した。本庶氏は個人的見解として、「法律に基づいて全員加盟となっている日本弁護士会をイメージしている。日医が今のままでそのようになるのか、別の仕組みを作るかはこれからの議論」との考えを示した(資料は、日医のホームページ)。 本庶佑氏(右)と横倉義武会長 検討会は2016年10月から4回開催された。委員長は本庶氏、副委員長は今村聡・日医副会長で、委員には地域医療機能推進機構(JCHO)や日本病院会のトップなどが参加している(『「全員加盟の医師の団体」の是非を議論、日医』を参照)。 報告では、「行政からも独立した、医師全員が加盟する団体が必要である」と提言する一方、具体的な在り方については「委員会としてはそこまで煮詰まっていない」(本庶氏)。個人的見解として、日本弁護士会のような法律に基づいた全員加盟の組織が望ましいと説明した。 日医と全員加盟の組織の関係につい...