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「外来は供給過剰」、開業医の68%

レポート 2017年4月15日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

開業医の68%、勤務医の59%は、自身の勤務地域の外来診療は「過剰」(診療科のほぼ全て、半数程度、一部の合計)と考えていることが、m3.com意識調査「外来医療の最適化の是非―医師の働き方改革(1)」で明らかになった(Q1-1)。地域ブロック別に見ると差があり、「過剰」が最も多いのは、近畿、次いで九州、北海道の順(Q1-2)。一方、東北では「過剰な診療科がない」との回答が半数近くを占めた。 外来医療の需給ギャップを把握し、「見える化」を進める施策は、勤務医では「必要」との回答が「不要」の4倍、開業医でも2倍に上った(Q2)。 地域の医療機関が連携して取り組む外来医療を定額支払い制(重複検査・投薬や医療ミスの回避などを目的に、病医院が自発的に連携し効率的な体制を構築した場合、参加施設全体のメリットが生じる支払方式)で評価することについては、「賛成」が、勤務医は計68%、開業医では計49%を占めたものの、容易ではない、もしくは困難とする回答が大半だった(Q3)。 日本の医療制度は現在、自由標榜制だが、「患者の選択に資する標榜」とする施策については、勤務医で最も多かった回答は「賛成(専門医制...