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「医師は専門職」という自覚が必要- 国光あやの・元厚労官僚に聞く◆Vol.3

インタビュー 2017年5月21日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――では先ほどもお伺いしましたが、国会議員になった場合、どんな活動を予定されているのか、改めてお聞きできますか。小選挙区からの選出なので、地元と中央、両方を見据えることが求められると思います。 衆議院小選挙区ですので、地域全体の声を踏まえ、国政の場で、経済、財政、農業、子育て、女性の活躍、安全保障など、さまざまな課題に全力で取り組む覚悟ですが、第一に、これまでの経験を生かし、医療、社会保障を軸に活動していきたいと考えています。 女性医師に対しては、「キャリアのビジョンを明確に持つと同時に、しなやかさも必要」とエールを送る。 今、日本社会全体を直視したとき、最大の危機は、「医療、社会保障制度の持続可能性」です。私も子供ができて一層思うようになりましたが、将来にわたり、安心できる地域医療、介護、地域包括ケアを引き継ぎたい。団塊世代が75歳以上になる2025年問題がよく挙がりますが、需要が増える中、その体制をどう構築するか。とりわけ、現実的に裏付けとなる財源をどう確保するか。そのためには、医療、社会保障を支える基盤となる、経済や財政についても両輪で考えていく必要があります。社会保障には、国家...