1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 高校、大学所在都道府県の勤務が最多

高校、大学所在都道府県の勤務が最多

レポート 2017年8月14日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省が7月31日、医師確保対策を盛り込んだ、医療計画に関する通知を都道府県に発出した。大学所在地都道府県の出身者が、臨床研修修了後、その都道府県に定着する割合が高いことを踏まえ、医学部の地域枠の入学生は、原則として地元出身者に限定することや、大学所在都道府県において臨床研修を受けることとするよう、キャリア形成プログラムに位置付けることなどの内容だ(『「6つの医師確保対策」、第7次医療計画の厚労省通知』を参照)。 医学部の地域枠についてm3.com医師会員に聞いたところ、Q2の「出身地(本質問では、出身高校の都道府県)と出身大学の所在都道府県、現在の勤務地は同じですか?」で「全て同じ」が開業医26.6%、勤務医26.4%でともに最も多かった。一方で、「出身地と出身大学が同じ」、つまり勤務地だけが別という会員は一番少なかった。 Q1:地域枠の入学生を、その大学がある所在地の地元出身者に限ることが、地方での医師確保につながると思いますか? 勤務医では「思う」が約半数で、「思わない」と差が開く一方、開業医では、「思う」との回答が多いものの、あまり差が出なかった。 Q2:出身地(本質問では...