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都道府県で1.2倍の格差、病院のレセプト平均点数

レポート 2017年10月15日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

m3.com編集部では、2017年度の集団的個別指導の対象選定の基準となる47都道府県のレセプト1件当たりの平均点数を調べた結果、一般病院の最高は北海道の5万3031点、一方、最低は福井県の4万3633点で、約1.2倍の開きがあることが明らかになった。 精神病院の場合は、最高が三重県の4万901点、最低が福井県の3万4619点、臨床研修指定病院・大学附属病院・ 特定機能病院の場合は、最高が岡山県の6万6532点、最低が岩手県の5万4932点で、いずれも約1.2倍の差だ。 人口の年齢構成により疾病構造が異なる上、医療提供体制によってもレセプトの平均点数も違ってくるものの、同様の診療を行っていても、集団的個別指導の対象となるか否かが都道府県によって相違があることが改めて確認された。 集団的個別指導は、類型区分ごと(病院の場合は、一般病院、精神病院、特定機能病院等)に、レセプト1件当たりの平均点数が高い医療機関を対象に、レセプトの内容等について地方厚生局が指導する仕組み。そもそも高点数を対象にすること自体、合理性を欠くとの指摘も多い。 ※集団的個別指導は、前年度レセプトの平均点数が類型区分ご...