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透析医療、施設規模や患者数で評価適正化

レポート 2017年12月8日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

12月8日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で厚生労働省は、施設の規模や実施患者数によって効率性が異なるとして、透析医療の効率性によって診療報酬を適正化することを提案、了承された。同省は、同時に透析を施行できる最大患者数が施設によりばらつきがあることや、透析用監視装置1台当たりの患者数は2以上3.5未満の施設が多いことを論拠として提示した。 2017年12月8日中医協総会資料 日本医師会常任理事の松本純一氏は、適正化にはおおむね賛同すると表明したが、「効率が高い施設と言っても、不適切な透析を行っているわけではない。限られたベッドを活用して患者に応えている。引き下げるにしても、小幅にとどめてほしい」と要望。健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏は、「施設の規模や機器、患者人数などはさまざまだから、透析用監視装置1台当たりの患者数で適正化をするべきだ」と述べた。 2017年12月8日中医協総会資料...