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2020年度からの初期研修の見直し案を了承、7科必修化へ

レポート 2018年3月8日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(部会長:桐野高明・東京大学名誉教授)は3月7日、2020年度からの初期臨床研修の見直しに関する報告書案を了承、パブリックコメントを経て、2018年4月中には確定したものが公表される。外科・小児科・産科・精神科が必修に戻り、計7科が必修になるほか、医学部モデル・コア・カリキュラムとの整合を図り、都道府県が臨床研修病院の指定・募集定員設定を行うようになる。年間入院患者数3000人以上の基幹型臨床研修病院でも、訪問調査の対象となることも盛り込まれた(資料は、厚労省のホームページ)。 2004年度の臨床研修必修化後、厚労省はおよそ5年ごとに内容を見直す報告書を作成している。事務局は、3度目の見直しとなる2020年度からのポイントを(1)卒前卒後の一貫した医師養成、(2)到達目標の見直し、(3)臨床研修病院の在り方、(4)地域医療の安定的確保――などと説明している。 報告書の目次と、その概要は以下の通り。 1 卒前卒後の一貫した医師養成について ・医学教育モデル・コア・カリキュラムと整合的な到達目標を作成 2 到達目標・方略・評価について ・目標...