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内科専門医、「取得が厳しくなった」◆Vol.9

医師調査 2018年5月20日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

「マイナー科志向が高まる」とされる中、その原因を探るため、内科専門医の在り方を質問した結果、「取得要件が厳しくなった」が22.7%、「サブスペシャルティにすぐに進めず、総合内科の研修が必要となった」(20.3%)との回答が2割を超えた(複数回答)。「一人前になるのに、時間がかかる」も、18.7%。内科専門医には、13のサブスペシャルティがあり、連動研修も認められている。ただし、従来は1年で認定内科医の資格を取得した後に、サブスペシャルティの研修に進めただけに、内科専門医取得のハードルが高くなったと受け取られていると見られる。 自由意見では、「プログラムの詳細が決まらず、内科も考えていた同期が転科して行く中で、内科を選ぶのはかなり勇気が要った。しかし、内科にはそれを上回る魅力がある」とポジティブに捉える意見もあったが、「研修ローテートの負担がかなり大きく、マイナー科に転向した」などネガティブな意見が目立った。女性医師からは、「内科志望だったが、専門領域で働く前にまた研修医のローテートのような期間が生まれ、正直将来の結婚出産を考えると無駄な時間だと思い、マイナー外科へ進むことを決めた」との...