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応召義務「拒否できる範囲の明確化」「チームなど体制が責務を」 - 意識調査「応召義務」◆Vol.2-勤務医の回答編

レポート 2018年7月16日 (月)  大西裕康(m3.com編集部)

医師の働き方改革を巡る焦点の一つ「応召義務」の取り扱いについて、m3.comの医師会員に意見を聞いた(回答数=勤務医1284人、開業医418人)。Vol.2 では、応召義務に関する考えを自由記載で募った結果、集まった「勤務医」の回答を紹介する。今すぐ撤廃を求める意見のほかは、拒否できる範囲の拡大や明確化を求める意見、労働環境や報酬の改善が前提であれば可能とする意見、個人に責務を負わせるのではなくチームや地域などの体制が責務を果たせる仕組み作りを求める意見、国民の意識改革や理解度向上を求める意見などが多かった。一方、法律で義務を負わせる必要性を感じるとの意見もあった。(応召義務かどうか迷った経験などを聞いたVol.1は、『応召義務、医師の3割が「撤廃」求める』を参照)。 Q3:医師の応召義務に関するお考えを、ご自由にお書きください。よろしければ卒後何年かお示しください。 [今すぐ撤廃、廃止を!] 国民の応召義務に対する認知度および理解度は十分でないこと、当該義務の解釈(正解)が示されていないこと、医師が担うべき職務が当該義務と相反することが多いと考えられることなどから、撤廃しても現行の医...