1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 院内調剤「患者負担が減る」「今さら、戻るのは無理」◆Vol.3-2

院内調剤「患者負担が減る」「今さら、戻るのは無理」◆Vol.3-2

医師調査 2018年8月12日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 院内調剤の在り方について、お考えをお聞かせください。 ◆医師 【院内調剤を再評価すべき】 ・服薬指導のできる人間を育てることと、もっと医師が薬について知識を持つことが重要。【公立病院】 ・当院では原則は院内調剤ですので、患者さんからは喜ばれています。【民間病院】 ・特殊な薬剤には必要だが、それもだんだん既製品(プレフィルド)に代わっていくと思われる。【公的病院】 ・患者さんの時間的負担、距離的負担、金銭的負担を考えると院内調剤が良いのでは?【民間病院】 ・抗体製剤など、特殊薬品に関しては院内製剤に利がある【大学病院】 ・もし、院内調剤の議論にしたくないなら、救急病院がある地区の院外薬局は24時間対応にすることが必要だろう。病院から見て、薬局は楽をしているように見える。将来的には院内使用の注射剤の提供も見据えても良いのでは。このような発想がないなら、院内の方がマシです。【民間病院】 ・院外が儲かるシステムはおかしいと思う。院内にしても、ジェネリック医薬品を導入する場合、ちゃんとした薬かどうか判断するのが簡単ではない。効かないジェネリックが存在するのは明らか。【公的病院】 ・病院薬剤師...